ニーハオ,夢を語らないブログ

ガラスの靴はもうしまおうよ

中国にセクハラはあるのか

皆様こんにちは。

もう年の瀬ですね。

2017年最後の日どのようにお過ごしでしょうか。

 

年末までに更新すると宣言していたこのブログ。

結局今日までひっぱり続けてしまったため

記事の内容も全然タイムリーじゃなくなってしまいました。笑。

 

大変お粗末で申し訳ありませんが

どうぞ実家のこたつや海外リゾートでの暇つぶしにでも

読んでいただけると幸いです。

 

それではどうぞ。

 

ーーーーーーーーーー

 

皆さんもう忘れているかもしれませんが、

数日前に話題になったはあちゅうさんのセクハラ・パワハラ告発記事。

 

www.buzzfeed.com

 

この出来事の賛否は多くの方がすでに討論されているので

こちらのブログでは言及しませんが

おすし流に「中国ではそのへんどうなの?」ってところを書いていきますね。

 

 

 

まずこの記事を書くにあたって知り合いの中国人に聞いてみました。

 

『中国にセクハラやパワハラってあるの?』

 

・ 

 

Aさん男性

「……そいつさあ、殴られるの怖くないの?」

 

Bさん女性

「ははは。

 ラオバン(中国語で社長)がそんなことしたらみんな辞めちゃうよ!」

 

Cさん男性

「出世争いが厳しいところではあるだろうね。」

 

 

・ 

 

 

セクハラ・パワハラの最大の原因は

年次が上がらないとお給料が増えない日本の雇用制度にあるといわれています。

 

 

収入を増やすには社内政治でのし上がる必要があるので

誰も上司や会社には逆らえない。

 

上からの圧力は下に下がってくるにつれ

理不尽な要求となりストレスを増幅させ

実力で力を見せれない者は

ゆがんだ行動によって人を支配するようになってしまう。

 

下の者は昇進の道を閉ざされることや辞めたら他の会社で雇ってもらえない

ことに怯え理不尽な要求でも我慢をしてしまう。

 

だからこの問題は大企業や伝統的な企業に多いんですよね。

 

 

 

その点中国は全然違います。

 

まず中国は徹底的な実力主義の社会ということ。

 

より多くの部下を管理し、より利益を生んだ社員が上に上がり収入もUPできるが

実力のないものはすぐに首をはねられる。

 

以前私が勤務していたのは日系企業現地法人

日本の思想が割と強い会社でしたが

そこですら実力がすべてでした。

 

 

例えば

●20代の課長が勤続年最長の50代社員を呼び捨てしビシビシと指示をだす。

●日本人幹部によって「好青年だから」との理由で採用されたマネージャーは

 実力が伴っておらず数か月で部下に見限られ言うことをきかなくなったため

 自主退職に押しやられる。

 

私も働き始めたころはあまりの日本との違いに戸惑いました。

 

日本の企業で働いていた際は「上司の言うことを聞いていれば間違いない」と

教育され、その思想が骨の髄まで染み込んでいました。

しかしここでは給料を上げるためには自分をアピールし

結果を残すことだけが唯一の出世の道だったのです。

 

もちろん最初は慣れずにおろおろしていましたが、

結果を残せば部下を増やせ、合理的であれば部下の意見も快く取り入れてくれる

上司のいる職場はとても心地の良い仕事環境でした。

 

 

中国で仮にセクハラやパワハラなんてしようものならすぐに社内に拡散され

部下がついてこなっちゃいます。

 

自分の業績を上げるレバレッジである部下が離れるということは最大の痛手なのです。

 

だから中国人は自分にとって不利になるようなセクハラ・パワハラはしない。

というかセクハラなんてしようものならすぐに袋叩きにされますね。

(中国人女性はみんなバリバリ働いてるので強いですよ!)

 

さらに下の者も上司の実力を冷静に分析し、彼の下で将来性がないと判断したら

離職を厭わず新しいリーダーをまた探す。

 

 

 

もちろん中国でもセクハラ・パワハラが一切ないとは言えません。

 

Cさんのコメントにあるように権力争いの強い職場

ーーーーー例えば政府関係、国営企業なんかにはパワハラはあると思います。

出世街道から外れたら終わりの世界ですから。

 

 

ただ全体としては合理主義・実力主義の社会なので

セクハラやパワハラといった非常に不安定要素の多い行動は少ない印象です。

 

 

そもそも

そんなしょーもない無能な人間が幅をきかせられてしまう

伝統的な日本の会社こそ世界的にみるとおかしいんですよね。

 

 

一定の地位を持っている中国人に会ってみるとすぐにわかります。

 

誰に対してもにこにこと接し

常に余裕のあるしぐさで

無理なお願いにも積極的に応じてくれ

季節ごとのあいさつも欠かしません。

 

これは日本の成功している経営者でも同じですよね。

 

 

やはりどこでも商売人は強いんです。

 

 

私はセクハラ・パワハラの罰則を強化するよりも

稼げば稼ぐほど地位も上がるインセンティブ制度を採用すべきと考えています。

その他の事務系の部署では部下からの評価制度の導入ですかね。

 

 

それでは今日はこんなところで。

 

 

 

 

みなさま、よいお年をお迎えください。

1年間お疲れ様でした。

 

 

おすし